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プロフィール |
Author:しゅうちゃま
愛知県岡崎市で弁護士をしています。悩みを抱えた人に親身になって対応するように心懸けています。 このブログには法的な問題ばかりでなく,日常の少し役立つ情報などお載せしたいと思っています。 私の事務所のホームページはこちらです。 ※なお,当ブログでデフォルトで表示される広告については,私とは関係がりませんので,念のため註記しております。
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受験勉強 |
今日から司法試験が始まったようです。 私が初めて司法試験を受験したのは平成7年,合格したのは平成14年ですから,合格まで長くかかったほうだと思います。 その私がいうのも何ですが,司法試験は実はそれほど難しい試験ではありません。正確には,問題は難しかったとしても,その問題でそれほど難しいこと回答することを求められているものではないということです。 司法試験とは,法律家としての最低限の素養があるかを確認するだけの試験です。私がそのことに気がついたのは受かる前の年です。 その素養とは,基本的知識と応用能力です。 基本的知識とは,要は,原理・原則,制度・条文の趣旨,定義,要件,効果,意義,体系といったものです。 応用能力とは,基本的知識,原理・原則から,未知の問題に対応する能力(論理力,推認力)です。 しかも,所詮,受験生ですから,それほど高いレベルは求められていません。修習生として実務訓練を受けるために必要な知識を一応有していて,基本から物事を考えられることがそれなにできればそれで合格水準に達します。 私は合格後も受験指導をしておりました。司法研修所の教官は,裁判官,検察官,弁護士という実務家ですが,その中には司法試験考査委員を兼任しておられる教官もみえ,その教官に伺ったところ,まさに,私の上記の考えのとおりでした。 また,最近,現在某大学の法科大学院で検察科目の担当をしている実務家の方と飲む機会があり,その際,大学院の学生の質が話題に上りました。その方は,「最近の学生は基本的なことが全くわかっていない。難しい論点を勉強したり,実務的な勉強をする前に,もっと基本的なことを勉強してほしい。そんなに難しく考えないで,普通に基本さえやっておけば,受かる試験なんだから。」とおっしゃってました。 受験生のみなさん,あまり難しいことを書かなくとも,シンプルに基本と応用を心がけてください。 あと,夜更かしはせず,早めに寝てください。頭が働かないと書けるもの書けなくなりますから。
では,がんばってください。
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熊野 |
更新が遅れてしまいましたが,ブログ第2弾です。
4月27日は仕事で三重県熊野市に行ってきました。 私は、約3年半の間,三重県熊野市で弁護士をしていました。今回の仕事は,熊野時代から継続している裁判事件です。 熊野市といわれれば,みなさんは,「熊野古道」という言葉を想像されると思います。 ところが,熊野市=熊野古道ではありません。正確にいうと,熊野市には熊野古道はありますが,熊野古道は熊野市だけにあるわけではないのです。 熊野古道とは,熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)に詣でるために紀伊山地の全体に編み目のように張り巡らされた参拝道のことをいいます。各地域からのルートがあり,伊勢路,大辺路,中辺路,小辺路,紀伊路があります。
そもそも,「熊野」とは,かつての紀伊国牟婁(むろ)郡のことで、紀伊半島南部の地域をいいます。現在の和歌山県の南部(新宮市,那智勝浦町,太地町,串本町,白浜町など)と三重県南部(先ほどの紀北町から御浜町まであたり)がこの地域にあたります。紀伊国牟婁郡は,古くは熊野国と呼ばれていたようです。 その紀伊国牟婁郡は明治になって、近畿地方で最も長い「熊野川」を境に二つの県に分けられ、熊野川から西は和歌山県、熊野川から東は三重県に属することになりました。先にお話した熊野三山は,すべて和歌山県内にあり,観光客がよく訪れるのはこの熊野三山です。ですから,実際熊野に住んでみると,熊野市=熊野古道とはあまり感じません。もっとも,熊野市自体に有名な観光箇所があります。 まず,まるで獅子の顔のような「獅子岩」です。
 次は,花窟神社(はなのいわや)です。山の斜面の岩全体がご神体となっています 。
  上の写真は七里御浜海岸といい,なだらかな海岸が続いています。
熊野の裁判所にはまだしばらく通うことになりそうですので,そのときにはまた,熊野の魅力を伝えたいと思います。
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